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自宅の包丁

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左二本ステンレス 右二本銅 自宅の包丁を研いでみました。(片刃の刺身用以外) ご紹介すると銅の包丁が右2本で2本とも 三徳包丁 です。確か・・・妻とわたしがそれぞれ実家からもらってきたものだと記憶しています。 左2本がステンレスです。これは貰ったものです。このステンレス包丁の評判はすこぶる悪いんです。『買ったばかりなのにトマトもろくに切れない』という評判をよく見ます。(ネット上で) ステンレスの方は、小さい方が ペティナイフ (果物用)で、もう一本は 牛刀 になります。いずれも「YUTAKA ISHINABE」と刻印されています。 まぁ、焼きを入れていないステンレスでしょうね。つまり、圧延したステンレスを包丁の形に切り抜いて、刃先になる部分を研いで「刃」を付けただけという代物です。サビないという利点以外に良いことはありません。切れ味はすぐに落ちるし、研ぎにくいですね。 買うなら断然鋼製の包丁です。サビに気を付ければ問題ありません。使った後は水けを取って乾燥させてやるんです。特に柑橘系などを切った後には注意が必要ですね。 『石鍋裕ステンレス』刻印 でも、他を研ぐついでに研ぎますので、常時切れる状態にしてはいます。本当を言うと、1本だけ本物のステンレス包丁が欲しいところです。 包丁を研いでいると、水を使うのと、砥石から出る研汁が原因で 手が荒れます。 なので最近はすぐにハンドクリームを付けます。安いのを買ってきて沢山使うようにしています。一本研ぐのに15分から20分はかかるように思います。正確には測っていませんが・・・。

HIMENO さん

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HIMENO さん 初 HIMENO さんの依頼でした。 一本だけでしたが、まだまだありそう・・・(笑) これは、 ステンレス製の 小型出刃 です。小型出刃は、小魚などを裁く際に使うものです。てんぷらの下準備にも使うんだとか・・・。出刃包丁よりも細身で峰が細く、小魚の身を傷つけにくくなっているんですね。今回、大変だったのは刃こぼれでした。刃先から1.5cmくらいのところに一カ所ありました。荒砥で根気強く刃こぼれを取ります。その後で研ぎに入ります。このステンレスは、途中で継いでいました。ちょうど「桂」の部分で色が違っていました。最近は、継ぎがないステンレス包丁がありますね。カッコいいです。 ステンレスは大量生産できる品物で、比較的安価です。はがね(鋼)の包丁に比べるとサビにくさが売りですね。ほんとにサビません。ただ、研ぎにくいのは確かです。やっぱり研ぎやすいのは、はがね(鋼)の包丁ですね。柔らかい素材だからです。ステンレスの難点は、傷が入りやすいです。研ぐとそれなりに細かい傷が入ります。

YAMADA さん

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YAMADAさん 初 YAMADA さんからの依頼でした。 三本とも最近は使っていないとの事で、三本ともステンレス製でした。 さすがステンレス、サビは出ていません。でも、全体的にくすんでいた ので、磨く前にステンレスを磨きました。 そして、 三徳穴あき包丁 から・・・穴の内側も汚れが着いていました から綿棒とマジックリンで根気よく落としました。この穴、トマトや キュウリを切った時に、切った部分が包丁から離れるように作られて いるようで、一時期大流行しました。今はあまり見かけないように思います。今回の中では、研ぎに一番自信がある包丁です。 黄色の包丁 は、見たところ玩具のようでした。というのも刃の部分が一番先まであるのではなく、先端から1cmはただのステンレスでした。根元も同じ加工でした。ん~よく子供向けの包丁にはこんな加工がしてあるんですけどね・・・。でも、研いだ後はスパッと切れました。 一番上がくせ者でした~~~。拡大して頂いたら分かりますが、 波型両刃の包丁 です。何だろう、、、これは。パン用の包丁ではなさそうですね・・・刃長が柄と同じくらいです。パン用はかなり刃長がありますからね。しかも、波も一定の間隔で波がない部分があるんですよね。冷凍用かなぁ・・・。一番苦労しました。トホホ・・・。調べてみると波型の包丁は、平たい砥石ではしないらしく、普通は業者にお願いするらしいんです。でも、業者も研ぐのは正直面倒くさいらしく、高額を請求するとか・・・。「同じ額を出せば同じような包丁の新品が買えますよ」などと言うらしいです。

砥石を頂きました!!

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高価な砥石 これまで中砥石と仕上げ砥石が裏表に合わさっている砥石を使用してきました。量販店で売っていた安いものでした。これまでかなり使い込んできました。今回、お友達の Hさん から本格的な砥石を頂き・・・感無量です!!  ますます腕に磨きをかけていこうと意気込んでいます。 これを機にブログを立ち上げて、ほそぼそと刃物研ぎの経過を書き連ねていこうと思っています。とりあえず、今日はどんな砥石を頂戴したのかを調べてみました。 中には、セラミック包丁も研ぐことが出来るダイヤモンド入りの砥石も・・・。びっくりです。 ほかにも目が粗い砥石も頂きました。これは、刃物の刃が欠けているときに使うもので、今までは持っていませんでしたから半ばあきらめていました。砥石の側面に当てて何とか対応していましたが、粗砥石が入手できたのでもう大丈夫です。